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たべとるマルシェに行ってきました♪
2025.02.04
恵那市移住定住アンバサダーの西村知穂です。
毎月第3土曜日に恵那市中央図書館で開催されている「たべとるマルシェ」に行ってきました。
この「たべとるマルシェ」は、2018年6月からスタート。
若い農家を中心に「地元の安心・安全な食材を消費者に直接届けたい」「この土地で農業を続けていきたい」「恵那の食文化を繋ぎたい」という思いを持った生産者たちが発起人となり開催しています。
午前10時~お昼12時まで開催している「たべとるマルシェ」この日も開始から沢山の人で賑わっていました。
「岐阜県立恵那農業高校」のブースでは、野菜や果汁、花など季節に合わせた商品を販売。朝、採ってきたばかりという野菜は新鮮そのもの。有機栽培の「きゅうり」は、すぐに売り切れてしまうほどの人気でした。
生産科学科2年の、三宅結音さんは、化学農薬を使わない有機栽培は管理するのは大変で、放置するとすぐに伸びてきてしまうので、休みの日もキュウリを見に行っているとのことでした。でもその分、立派に育ったキュウリを収穫するときが一番嬉しいとのこと。
恵那農高で作った安全で新鮮な美味しいキュウリを通して有機栽培が広がってほしい、と熱く話してくれました。
その他、食品学科で製造した、ジャムやトマトケチャップ、焼き菓子、園芸科学科で栽培した「シクラメン」なども販売。
恵那農高のみんなが、丹精込めてつくった商品の数々には沢山の愛情が込められていました。
就労継続支援事業B型事業所「森の生活(カフェヴィンヤード)」のブースでは、ネパール出身の女性が家庭で食べていたネパールの本格カレーを販売。
自分たちの畑で採れたお米や野菜を使った、本格ネパールカレーには、恵那鶏も使われていて、ネパールのカレーでありながら恵那の自然を感じることができました。まさか恵那でネパールカレーが食べられるとは!異文化に触れることができたのも、楽しかったです。
恵那市明智町で有機肥料をたっぷり使ったりんごの栽培に取り組んでいる「RINGO RABO(アケチりんごパーク)」のブースには、廃棄にするりんごを使ったスイーツを販売。
りんごに目がない私は、リンゴパイを購入しましたが、りんごそのものの味を生かしたシャキシャキのりんごパイ、めちゃくちゃ美味しかった~!
1個のりんごの半分を大胆に乗せた贅沢なりんごパイは、食べ応え満点。りんご本来の甘さを存分に楽しむことができました。今度は
りんご農園にもお邪魔したいですね~♪
恵那市中野方町で、肥料や農薬を使わない自然農法で野菜を作っている「おかさげ農園」のブースでは冬の時期に採れる野菜を使った加工品を販売。
加工品は素材の持ち味を生かし、できるだけまるごと使って、美味しく活用するように心がけているそうです。
代表の大江さんは、もともと岐阜市生まれ。
大学進学を機に、長く東京で暮らしていましたが、2012年に恵那市に移住。農業をはじめるにあたり、地域の自然とともにある本来の農の在り様について考えたとのこと。
大量生産も良いが、産業で見落としているものを拾っていく。食の安全や、環境に配慮をした自然農法に、とことんこだわる農家もあっていいのではないか、そんな「バランスのとれた農」を目指しているとおっしゃっていたのが印象的でした。
そして、この時期といえばやっぱり「イチゴ」
恵那市串原の大自然の中、ご夫婦で農業を営んでいる「なかがき農園」のブースでは、宝石のようにキラキラした可愛いイチゴが沢山、販売されていました。
ちなみに、恵那市は寒暖差があるため、ゆっくり熟す傾向にあり、あたたかいお昼に色づき、夜、寒くなって甘味を出す作物のしくみから、赤くて甘いイチゴができるとのこと。
恵那は美味しいイチゴができる絶好の場所であると「たべとるマルシェ運営委員会」の会長で、中垣農園の奥様である中垣野歩さんが、とびっきりの笑顔で教えてくれました。
マルシェが始まってから終わるまでずっとお客さんの列ができていた大人気のパン工房「キュルティヴァトゥール」のブースでは国産の小麦と、地元の食材をできるだけ使ったパンがずらり、並んでいました。
中には、この日限定の「なかがき農園」とコラボした「いちごのサンドイッチ」や「おかさげ農園」が作っている小麦を使った「カンパーニュ」もありました。
生産者同士、こうしてコラボするのって素敵ですよね~
ご主人で、「たべとるマルシェ運営委員」副会長も務める、渡邉俊介さんは、この「たべとるマルシェ」について、地元の生産者と出会える場所。恵那市の誇れるマルシェとおっしゃっていました。
その他にも、沢山のお店が出店。
売り切れてしまったものや、買えなかったものもあったので、また来月、伺おうと思います。
中垣会長によると農業は昔から、しきたりが根強くあり、そんな中、自分たちのスタイルの農業や、移住し就農したいという個人農家にとって、思いを分かち合ったり、しんどいを乗り越えるためには、人の繋がりが必要。みんなで支えあいながら、楽しく田舎で暮らしていけたらという思いに感動しました。
たべとるマルシェは、農家さんから直接購入できる場所というだけではなく、農家さん同士、出会える場所でもあるんですね~
つくる人と食べる人を繋ぐ「たべとるマルシェ」
是非、一度、覗いてみてください。
「たべとるマルシェ」(サイトはこちらをクリック(^^))