移住者の声
城所 謙志さん / 愛さん(三郷町)

移住者プロフィール
城所 謙志さん / 愛さん(三郷町)
愛知県春日井市→恵那市三郷町
(Q)なぜ移住を考えられたのですか
謙志さん「ずっと空気や水がきれいなところで暮らしたいと思っていました。前職は港湾関係で、その仕事の中で廃棄物を扱うことがあり、環境問題に疑問を持つようになりました。」
愛さん「私もずっと田舎暮らしをしたい、田舎で子育てをしたいと思っていました。」
(Q)多くの町からなぜ恵那市を選ばれたんですか?
愛さん「学生時代に恵那市で生活したことがあって、住みやすくて好きな町だったんです。主人の地元(愛知県名古屋市)にも近いので良かったですね。」
謙志さん「最初は全国で探していたけど、地元が近いほうがいいということで東海圏に絞って探していました。長野県や静岡県も検討しました。たまたまこの物件いいなと思ったのが、恵那市の空き家バンクの物件で。物件を見つけてから移住するまではとんとん拍子でしたね。」
セルフリノベーションした自宅
(Q)移住までに苦労されたことや困ったこと、心配だったことはありましたか
愛さん「二人とも仕事を辞めての移住だったので、金銭面に不安がありました。」
(Q)どのように解決されましたか
謙志さん「金銭面でいえば移住前より収入は減っているので、解決はできていないかもしれません。でも、今は好きな暮らしをしているので問題ありません。」
愛さん「収入は減りましたが、常にやりたいことばかりで、暮らしの豊かさははるかにアップしました。今の暮らしの方が楽しいし、幸せです。」
(Q)現在のお仕事について教えてください
謙志さん「移住してきてからは、林業に従事しています。子どもたちやこれからの世代の人が気持ちよく暮らすためには、山や森の整備が必要になると思ったので、林業をすることにしました。林業といっても大規模伐採をするようなものではなくて、環境配慮型の林業を行っていて、森の健康を守るための仕事をしています。」
(Q)恵那に住んでみてどうですか?
愛さん「住みやすくて、人が温かいところ、という印象です。近所の方が心配してよく見に来てくれるんですよ。いつも気にかけてくれて親切にしてくれます。私たちも困ったことがあれば、ご近所さんに相談したりします。」
謙志さん「移住後は知り合いもそんなにいないから、近所の方が声をかけて助けてくれるのはありがたいですね。」
(Q)移住後に驚いたことやイメージと違ったことはありましたか
愛さん「思っていたよりも雪が降りました。ただ、一年住むと雪かきをしないといけないところとしなくていいところがわかるようになって、初めの年に比べて雪かきは随分楽になりました。雪かきはだいたい家族みんなで遊びながらやっています。」
(Q)移住後と移住前で生活は変わりましたか
愛さん「変わりました。移住前は夫婦ともにサラリーマン。時間に追われて四季を楽しむ余裕もなかったように思います。ここに住み始めてからは眼の前に広がる自然の中で四季を感じながら暮らしています。農薬や肥料を使わず、田んぼや畑をやったり、季節になれば山菜やきのこを採ったり、自分たち好みの家、場所づくり、山の手入れ、などなどやりたい暮らしを少しずつ叶えているところです。」
自宅近くの風景。自然を真近に感じながら生活されている。
(Q)恵那市で子育てしていて感じることがあれば教えてください
愛さん「身近に自然が多くあるのがいいですね。田んぼや畑をこどもたちが手伝ってくれます。」
謙志さん「都会にいるときに比べて心に余裕ができました。今は親が子を育てるという感覚ではなくて、むしろ大人が子どもたちから教わることの方が多いと思います。」
(Q)恵那市に移住を検討中のかたへアドバイスお願いします。
謙志さん「移住先は時間をかけて探したほうがいいと思います。気に入った場所があれば、春夏秋冬それぞれの季節に足を運んで、1年を通して雰囲気を味わうと移住後のギャップが少なくなるような気がします。あとは、移住前に先に移住者された方の知り合いを作っておくと心強いですね。」
愛さん「暮らしのイメージを具体的に持って移住するといいかもしれません。ただ単に田舎暮らしがしたいだけだと、もしかすると生活にギャップが生まれてしまうかもしれない。暮らしのイメージが具体的だと、移住した後に主体的に動くことができると思います。」
移住(人)図鑑

“移住実践者の声”を、更に広く恵那市内に在住の方々、恵那市に移住・定住を希望する方々に、容易にご覧頂けるように、“恵那移住物語/MEET THE NEW ME”として再編集し、冊子化いたしました。
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