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笠置山でパワー注入!

2025.06.30

恵那市移住定住アンバサダーの西村知穂です。
今回は、恵那のシンボル 笠置山に行ってきました。
笠置山は標高1128メートルで、10世紀後半に在位した花山天皇(かざんてんのう)に京都の笠置山に似ていると言われたことから、その名前がついたと言われています。

東野や大井方面から見ると、山の形が弘法大師が仰向けに寝ている姿に見えることから、「寝弘法(ねこうぼう)」と呼ばれていると地元の方に聞き、どの山が笠置山なのかすぐに見分けられるようになりました。

恵那市に移住したばかりの頃、そんな笠置山からの景色を見て感動。山頂まで車で行けるので、疲れることなく絶景が楽しめるのもうれしいポイントです。


今回も、まずは、山頂付近に飛び出すようにそびえる「物見岩」へ。岩の断崖に柵はなく、登るときは勇気がいりますが、ここからの眺めは最高なんです。

恵那市街と北アルプスが一望できる大パノラマは絶景!
澄み切った快晴の日には、遠くに伊勢湾を望むことができます。日によって雲海が見えることもあるようですよ~
まるで鳥になったような気持ちになれました~♪

その後は、物見岩散策道で笠置山山頂へ。
山頂までの400メートルは、雨乞いの神様である笠置大権現が祀られている「笠置神社」奥社へ向かう山道ということもあり、きれいに整備されていて、とても気持ち良く歩けました。

笠置神社に到着したら、社殿裏側の崖下にある洞窟へ。こちらに生息する「ヒカリゴケ」を見に行ってきました。
「ヒカリゴケ」は、その名の通り蛍光色の光を放ち、学術的にも貴重な植物で、県の天然記念物に指定されています。
実は、ヒカリゴケを見るのは今回で2回目ですが、前回は冬だったこともあって光っている姿を見られず、今回こそはと期待が高まります。


洞窟の周りには、百丈岩など巨石群があり、特異な景色をつくっています。

その巨石と巨石の間や、巨石の割れ目の洞穴の中に、ヒカリゴケは自生しています。
足場が悪く何度も滑りそうになってヒヤヒヤしましたが、エメラルドグリーンに光るヒカリゴケをこの目で見ることができました~!まるで蛍みたいに暗がりで光って、綺麗ですよね~!


洞窟の中から見る景色も素敵。


花崗岩からなる山中には奇岩や怪石が多く、その迫力に圧倒されます!
こんな風に、岩と岩の間をくぐったり

巨石もこんな風に持ち上げてみたりして(笑)、探検気分が味わえました。


また、山中には「ペトログラフ(古代岩刻文字)」、「ピラミッド・ストーン」などの遺跡が点在。
笠置山にあるペトログラフは、縄文時代に古代シュメール人やケルト人、ミクロネシア人がやってきてイワクラに刻んで残したものといわれています。


ペトログラフとは、岩に刻まれた文字や記号、文様、絵画のことをいい、何らかの祈りや願いを込めて刻みこまれたもので、笠置山では「イワクラ」と呼ばれる岩に刻まれています。
イワクラとは、古代の人々の信仰対象で、神が宿るとされた岩のこと。笠置山は日本でも有数のイワクラ地帯なんですよ~

笠置山の巨石群のほとんどに、線で刻まれたような線刻や、盃状の穴「盃状穴(はいじょうけつ)」など人工の痕跡があって謎だらけ。


メンヒル(立石)や、ピラミッド型のストーンも点在していて、恵那の古代ロマンを感じることができました。


笠置山は不思議なエネルギーを感じるパワースポット。
自然や遺跡から恵那のルーツにも思いを馳せる、すてきな時間を過ごすことができました。
これからの季節、涼しくて気持ちいい笠置山に、ぜひ皆さんも、足を運んでみてください。