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初めての稲刈り体験

2025.09.24

恵那市移住定住アンバサダーの西村知穂です。

恵那市は今、稲刈りシーズンを迎え、各地で稲の収穫が行われています。
恵那市で収穫されるお米、特に恵那コシヒカリを含む「美濃コシヒカリ」は、日本穀物検定協会が行う米の食味ランキングで、令和3~6年産の4年連続で、なんと、最高評価である「特A」を獲得。おいしいお米として高い評価を受けています。

ということで、今年も自慢のお米が食べられることに感謝し、恵那市岩村町にある「岩村営農」さんの圃場で、稲刈りのお手伝いをさせていただきました。人生初の稲刈り体験です!

岩村地域は、標高約500メートル、7割が山林という典型的な中山間地域で、県内でも有数の米どころ。黄金色に輝く田園風景が美しいですよね~


たわわに実った稲穂がこうべを垂れていました。

まずは、稲刈りを行うコンバインでは刈り取りが難しい、田んぼの四隅や入り口部分の稲を手作業で刈り取る「隅刈り(すみがり)」を行いました。

ちなみに、今は、隅刈りもコンバインでできる時代だそうですが、なるべくきれいに刈るのが岩村営農さんの方針とのことで、「手刈り」という貴重な経験をさせてもらえることになりました。


鎌を使うことも初めてだったので、鎌の持ち方からレクチャーを受け、いざ!挑戦。


手刈りのコツは「稲を片手で一株つかみ、根元に鎌を当てて、自分の身体側に引くように刈る」とのことでしたが、簡単なようで、なかなか上手く刈れず、何度か鎌を動かして、ようやく一株刈れました~!


慣れてくると、一度鎌を引いただけでザクっと束ごと刈れるようになり、そのうち、リズムよく何株か連続で刈れるように! それが嬉しくて、この通り、どや顔です(笑)


コンバインがスムーズに回れるスペースを作るためには、田んぼの各コーナーの稲を60株くらい刈らなければならないとのこと。

刈る範囲が広いので、みんなで手分けして一心不乱で稲刈り。


炎天下、中腰で黙々と行う作業は大変でしたが、刈った稲がどんどん積みあがっていくのを見て、達成感を得られました。


隅刈りの後は、いよいよコンバインでの稲刈り。
なんと、私も特別に乗せていただけることになったのですが、今のコンバインってこんなに大きいんですね~


「え!これに乗るんですか?」と及び腰になってしまいましたが、岩村営農の方も一緒に乗っていただけるとのことで、勇気を出してコンバインに初乗車。


レバーが二つしかないので操作は簡単だと聞いていましたが、想像以上に刈り取るスピードが速く、思わず、悲鳴を上げてしまいました。


また、太陽から降り注ぐ日差しと、機械の熱で汗だくに。一緒に乗ってくださったスタッフの方に励まされながら乗っていると、だんだんと速度に慣れ、コンバインを走らせるのが快感に! エンジン音と辺り一面に漂う稲の香りから、秋を感じました。


その後、一人でコンバインの運転に挑戦!

すっかりできる気になって挑みましたが、真っすぐ運転することができず、刈りきれなかった稲の列ができるという、なんてこったな事態に!

 

やはり、稲刈りは一朝一夕にはいかないですね。

ただ、昔と違って、今はコンバインが稲を刈りながらタンクの中で脱穀して、モミの状態でトラックに載せていくことができるので、ずいぶんと稲刈りも楽になったとお聞きしました。

今まで、お米は食べる専門でしたが、こうして稲刈りの体験をさせていただいたことで、お米を作る農家の苦労や、お米ができるまでの大変さを知ることができ、よりお米が美味しく感じられるようになりました。
そして、こんなに丁寧に育てられているから恵那のお米は美味しいのだと納得しました。


大変貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。