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子どもたちがみそ作りに挑戦!

2026.03.11

恵那市移住定住アンバサダーの西村知穂です。
「発酵のまちづくり」を推進する恵那市で、今年、初めての取り組みが始まりました。
市内6つの小学校で行う「みそ作り体験」です。
ということで、恵那北小学校で行われた「みそ作り体験」に潜入し、その様子を覗いてきました。

講師は、発酵食品ソムリエの会のみなさん。

1時間目は教室で「みそって何?発酵ってなに?」というお話からスタートしました。


発酵食品ソムリエの方がクイズを出したり、「手前味噌の歌」の動画を流したりと、楽しい工夫がたくさん。


初めて口にする大豆や麹を、目をくるくるとさせながら味わう子どもたちの姿が、とても愛らしく印象的で、少し難しそうに思える“発酵”の話も身近に感じられたようでした。

そして2時間目。
いよいよ「みそ作り」の作業開始です。


まずは、やわらかく煮た大豆を、手のひらでぎゅっぎゅっとつぶします。
「わぁ!あったかい!」「カイロみたい」そんな声があちこちから上がります。


はじめは遠慮がちだった子も、触れてみるとその感触が楽しかったようで、どんどん夢中に。
粒が残らないように、丁寧に指でつぶしている子もいれば、ダイナミックに拳で叩いてつぶしている子もあり、それぞれ思い思いのやり方で挑戦。
中には「なんかストレス解消になる!」と笑いながら話してくれる子もいて、思わずこちらまで笑ってしまいました。


次に、つぶした大豆に米麹と麦麹、そして塩を加えていきます。


ところどころ小さな塊になっている麹を指先でほぐしながら、豆としっかり混ぜ合わせていきます。
ぽろぽろと崩れる麹の感触が気持ちいいのか、大きなバットの中へ次から次へとたくさんの手が伸びていました。

そして、大豆と麹をまぜて、おだんごに丸めて樽に詰める工程。
両手いっぱいに味噌をとって、ころころ、ぎゅっぎゅっと丸めます。


その様子は、まるで、粘土遊び。
「見て!きれいに丸くなったよ」と誇らしげに見せてくれる子もいました。

そして、こぶし大に丸めた味噌玉を、空気を抜くように「えいっ!」と樽へ。


これが大盛り上がり。
「わたしも!」「ぼくも!」と、次々に味噌玉が投げ込まれていきました。

今回、私も子どもたちと一緒に体験させていただきましたが、子どもたちは終始、前のめり。
楽しみながら地域の文化に触れられる。それって、とても幸せなことだなと感じました。

そして印象的だったのは、発酵食品ソムリエのみなさんが、子どもたちのすぐ隣に立ち、同じ目線で一緒に手を動かしていたこと。
「こうやるんだよ」と教えるだけではなく、「上手だね」「いい感じ!」と声をかけながら一緒に作る。
そのやりとりの中で、発酵の知識だけでなく、食べ物を大切にする気持ちや、地域の味を受け継ぐ思いまで、自然と伝わっていくように感じました。


仕込んだみそは学校で保管され、10月以降に蔵出し予定。
調理実習で使ったり、各家庭へ持ち帰ったりするそうです。

恵那市では、地域ごとに少しずつ作り方が異なる味噌づくりの文化が息づいています。
特に、甘みのある米麹と香り豊かな麦麹を合わせた「合わせ味噌」は、恵那ならではの味として多くの家庭で親しまれています。

私も恵那に移住してから、かつて手作り味噌に挑戦したことがあります。
手前味噌ではありますが(笑)、自分で仕込んだ味噌の味は今でも忘れられません。

恵那の味噌づくりには、昔ながらの知恵と、人と人との温かいつながりが詰まっているのかもしれません。