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二日とろろ

2026.01.15

恵那市移住定住アンバサダーの西村知穂です。

新たな年が始まりましたね~
皆さん、お正月は、いかがお過ごしでしたか?
私は移住して5年目となる今年も、三重県志摩市の実家ではなく、恵那市でお正月を過ごしました。
この街で新年を迎えることが、少しずつ日常になってきています。

そんな恵那市には、元旦の翌日に自然薯を食べるという昔からの風習があります。


私の地元には、そのような風習がなかったので驚いたのですが、お正月二日に自然薯を食べる習慣は「二日とろろ」と呼ばれ、恵那市を含む岐阜県美濃地方のほか、長野県や東北地方など、実は各地で受け継がれている風習だそうです。移住して5年目でも、まだまだ知らない地域文化があり、知るたびに面白さを感じています。

自然薯は、地中深くまでまっすぐ長く伸びる姿から、長寿や家系繁栄を願う縁起物として大切にされてきた食材だそうです。また、消化酵素や食物繊維が豊富で滋養があり、おせち料理やごちそうで少し疲れた胃腸を優しく整えてくれることから、「一年を元気に過ごせますように」「風邪をひかず、健やかでありますように」という、家族の健康を願う気持ちを込めて各家庭で自然薯をすっているそうです。

そんな自然薯が、今も恵那の暮らしの中で大切にされていることを感じられるのが明知鉄道の「じねんじょ列車」。

「じねんじょ列車」では、恵那市や周辺地域で採れた自然薯を使ったとろろご飯をはじめ、“自然薯の赤ちゃん”と呼ばれる「むかご」を使った料理など、地元の食材をふんだんに取り入れたお料理を味わうことができます。


中でも印象的だったのは、すりたての自然薯でいただく、とろろご飯。

嬉しいことにとろろご飯はおかわり自由で、香りの良さと力強い粘りを心ゆくまで堪能することができました。


ゆったりと流れる時間の中で、恵那の冬の恵みと風景を同時に味わえる贅沢なひとときでした。

観光として訪れるだけでは気付きにくい「日常の延長線上にある豊かさ」が恵那にはあります。
「二日とろろ」や「じねんじょ列車」で味わう山里の恵みは、この地域で暮らす人たちが家族の健康を大切にしてきた証のようにも感じられました。

これからも、日々の暮らしの中から見つけた恵那の魅力をお伝えしていきます。