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岐阜住学という制度について(恵那市中野方町)
2023.11.13
こんにちは、移住コーディネーターTです。
今回は、「岐阜住学」という制度について、ご案内したいと思います。
この制度、みなさんはご存じですか?
きっと関係者の方以外は、ご存じないと思います(-_-;)。
大まかに説明すると、
学生が岐阜県内の市町村に2か月ほど滞在し、地方の暮らしを体験する事業です。滞在中、学生は生活のなかで感じたことをSNSを通して発信していきます。
学生にとっては、地域で暮らす人たちの考え方や価値観に触れることで、多くの学びや気づきを得ることができます。
また地域にとっては学生が滞在し、経験したことを発信することにより、これまで気づかなかった地域資源や地域課題に気づくきっかけになるものです。
これは令和4年度から始まり、恵那市も今年度実施しました!
恵那市には、信州大学4年生の今関くんという学生さんが来てくれ、恵那市中野方町で約2か月過ごしてくれました。
串原の「サトノエキカフェ」での今関さん(左)
10月末で滞在を終え、先日滞在中の内容をまとめてくれたので、ここで紹介したいと思います。
-今関さんのレポートー
岐阜住学というイベントで約2か月間、恵那市中野方町でお世話になりました。
信州大学4年の今関悠也と申します。今回は滞在を通して、感じたことを大きく分けて2つ報告していきたいと思います。
1つ目は自分の食べる分を自分で作ることの魅力です。
「おかさげ農園」で農作業する今関さん(左)
中野方町に滞在している間、農家民宿や農園でお手伝いをさせていただき、自分で食べる分を自分で作るという生活を初めて体験しました。
野菜を畑から収穫してすぐに料理するという贅沢さはもちろんですが、命をいただいているという実感を持って食事をするということに、生活の豊かさを感じました。
地元に帰っても、自分で畑を起こして、自分の食べる分だけでも作物を育てていきたいと思います。
2つ目は地域にある魅力的な建物や文化が、意外にも地元の方に知られていないという点です。
笠置山のペトログラフ 中野方町の坂折棚田
「知られていない」というのは語弊があるかもしれませんが、私が中野方町で調べたり、見に行ったりした場所などが地元の方にとっては「普通なこと」であったり、近すぎて逆に目に入らないということが何度かありました。
中野方町には、魅力的な歴史的建造物や守るべき文化がたくさんあります。
よそから来た私が言うのもおこがましい事かもしれませんが、そうしたものを外の人に知ってもらうだけでなく、地元の方にも深く知っていただき、郷土への誇りをさらに養っていただければと思っています。
中野方で過ごした2か月間は私にとって忘れられない大切な思い出になりました。
支えてくださった地域の皆さんには深く感謝しております。
またいずれ中野方町に訪れることを楽しみにして、報告を終えたいと思います。本当にありがとうございました。
今関さんが滞在していた間、中野方だけではなく、いろんな地域にも出かけ、移住者の方々と触れ合う機会もありました。
そんな今関さんが、言ったくれた言葉のなかで、印象に残ったことがあります。
「恵那の魅力は自然や風景もとてもきれいでいいと思いますが、地域の魅力は最終的に人だと思います。だから僕は、人の魅力を伝えていきたいと思います。」と語ってくれました。
地方に移住して暮らしていくなかで、鍵となるのは、人とのつながりだと思います。
これからもこの場で魅力的な人を紹介していきたいと思いました。
また、今関さんが恵那の魅力的な方々をインタビューしてくれました。その内容については、下記で視聴することができます。
ぜひ、生の声を聴いてください(^^♪
また、恵那市中野方町のウェブサイトもご覧ください!こちらにも今関さんのレポートが掲載されています。
岐阜住学のInstagram 恵那市以外に岐阜県内に滞在した学生さんたちのレポートも読むことができます。