移住者の声

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三宅 さくらさん(明智町)

移住者プロフィール

三宅さくらさん

愛知県清州市 →     恵那市明智町

ご主人のご実家がある愛知県清州市に住んでいたが、漠然と田舎暮らしがしたいと思っていた。 今から約3年前、ご主人とお子さんと共に恵那市に移住。 現在、ご主人の和洋さんは明智町でトマト農園を、奥様のさくらさんは、明智駅前で手作りクッキーとこだわりのカレーパンのお店「素朴なおやつ まっちゃっちゃ」を開業。ご夫婦ともに好きなことを仕事にしながら、自然いっぱいの恵那市で子育てをしている。

なぜ恵那に移住しようと思ったのですか?

もともと田舎に住みたいなと思っていて住む場所を、好きでよく足を運んでいた下呂市と、 主人のおじいさんのお墓があり、たまに訪れていた恵那市のどちらかで考えていたんですが、主人の実家が愛知県清州市にあることもあり、名古屋市への行きやすさを考えて恵那市を選びました。
そのとき、上の子はまだ1歳でしたし、私も働いていなかったので移住することに迷いはなかったです。

 

迷いはなかったとはいえ、移住するのに不安はあったのではないですか?

それがお互い、割とそういう性格でないのと(笑)もともと、主人も個人事業主で安定していたわけではなかったので、まずは、恵那市山岡町にあった手軽に借りられる民間のアパート引っ越し、主人はやりたいと言っていた農業を始めるために恵那市の「ふくいく農園」などで、1年間バイトをし、翌年から岐阜県と恵那市の農政課がやっているトマトの就農研修を1年受けて念願のトマト農園を開業しました。

 

就農研修中はお給料がでないと効きましたが、その間、どのように生活されていたのですか?

その間は、貯金と、その時すでに私がお店を始めていたので、その収入で生活していました。

 

えっ!そんなすぐにお店を始められたんですか?

はい。主人がまだ農家でアルバイトをしてた1年目に、ふらっと立ち寄った明智駅前で空き店舗を見つけて。
良い物件だなと思いすぐに契約し、昔から作るのが好きだったクッキーやパンを販売することにしました。内装も主人がやってくれたので、あまりお金をかけずに開店できました。特に移住前、お店をやっていたこともなければ、働いてもいませんでしたが、起業すると恵那市商工会議所から補助金を出していただけるとのことで、自己資金とその補助金を使って、とりあえず始めてみたので、最初の年は記憶がありません(笑)
販売経路のあてもなかったので、お店での販売と、カフェにも、ちょこちょこ置いてもらいながら、今年の12月で開店して丸3年になります。

お店は明知鉄道の明智駅のすぐそばにある。緑の建物を見つけたら、迷わずGo!

 

すごい行動力ですね〜。実際、お店を始められていかがですか?

とにかく、商品の仕込みから焼きあがるまでの工程のすべてが楽しいです。

お店の一番人気はプレーン味や、チョコチップなどが入ったシンプルなクッキーで、カレーパンには、主人が作ったトマトをふんだんに入れています。

リピーターの方が多いのが嬉しいですね。

子どもが2人いると、なかなか思うようにはできませんが、自分のお店だと自由がきくので、家族のペースに合わせることができるというメリットもあります。
今年の10月に3人目を出産予定なんですが、近くに両親がいない上に、主人もまだ仕事が忙しく、協力してくれる人がいないことには不安を感じていますが、恵那市は、育児支援ヘルパーや、子どもの預かりサービスなど、子育て支援が充実しているので、おじいちゃん、おばあちゃんがいなくても力になってもらえて助かっています。今後も、そういったサービスを利用しながら、お仕事と育児を両立していきたいと考えています。

恵那市の子育て支援情報はこちらをクリック

 

ご主人のお仕事の方はいかがですか?

旦那は毎日、バテバテです(笑)
借りた土地でトマトだけを栽培しているのですが、一人で13棟のハウスを抱えているので休みがなく、設備投資も大変という現状はありますが、心が折れそうになるくらい栽培が難しいだけに出来たときの喜びはひとしおと言っています。

ご主人の三宅和洋さん。現在、燕農園を経営、トマトを生産中。

 

恵那での暮らしはいかがですか?

今は、明智町で暮らしているんですが、関わる方みんなが、とても優しいです。
主人が明智で農地を探しているときも地元の方々に助けられました。
地域との関わりとしては、以前、愛知で暮らしていた頃と比べると、防災訓練や奉仕活動など地域行事が多い印象ですね。

特に子育て環境が最高で、子ども達を連れて、上矢作町の川や三郷町にある寿老の滝で水遊びを楽しんだり、自然の中でのびのび育てられるのは良いですね。
自然が大好きな主人は、恵那に移住したことをきっかけに渓流釣りを始めたりと、田舎暮らしを満喫しています。

上矢作町にある上村川。週末はこういった場所で川遊びを満喫している。

 

これから恵那市でどんな風に暮らしていきたいか展望はありますか?

この先のことは全然考えてないんですけど(笑)
いずれ、自分たちの家を持つのもいいなぁと思っています。
恵那に移住してきたときは、空き家バンクの存在を知らなかったので、これからはマメにチェックしながら、これからも自分たちのペースで暮らしていきたいです。

店内はさくらさんがセレクトしたかわいい小物であふれている。

 

インタビューを終えて

入念に計画を立てて移住される方が多い中、思い立ったら吉日といった感じで恵那市に移住された三宅さんご夫妻。
周りを見ると焦ることもあると話されていましたが(笑)
ご夫妻揃って自分の気持ちに正直に、いろんなことにチャレンジ。お店まで始められるって、凄いなと思いました。
さくらさんがチェックしたいとおっしゃっていた「空き家バンク」は、ウェブサイトに土地だけも含め、年間約70軒の物件が掲載されていて、そのうち30軒~40軒が新しく登録され、20軒~30軒が実際に契約されています。
また空き家バンクで家を購入された方は、制度を使うと改修補助金があり、300万円上限の1/2補助150万円までは補助してもらえますので、是非、こういった補助金も活用して理想の暮らしを叶えてください。

その他、分からないことは、気軽に恵那市の移住定住推進室にお問い合わせください。

恵那市移住定住アンバサダー 西村知穂

移住(人)図鑑

“移住実践者の声”を、更に広く恵那市内に在住の方々、恵那市に移住・定住を希望する方々に、容易にご覧頂けるように、“恵那移住物語/MEET THE NEW ME”として再編集し、冊子化いたしました。

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