移住者の声

空き家バンク
利用登録はこちら

山崎 敏春さん / 環さん(中野方町)

移住者プロフィール

山崎 敏春さん / 環さん(中野方町)

東京都港区→恵那市中野方町

東京で行われた移住フェアをきっかけに2022年2月に恵那市に移住。移住前は敏春さんは会社員、環さんは看護師としてフルタイムで仕事をされていたが、移住するにあたりお二人とも早期退職された。そして、恵那の地で人生の新たな1ページを開こうとしている。

なぜ移住を考えられたのですか

環さん「生活の豊かさや人生の意味について考えるようになり、本格的に移住を考えました。ある時地元のクラス会に参加したんですが、地元で暮らす同級生たちの話を聞くと、ママさんバレーをやっていたり地域の活動をしていたりと、仕事以外の時間が充実していて、生き生きと暮らしているように感じました。一方私は寝て起きて仕事に行って、帰ってきて寝て、また起きて・・・という繰り返しで仕事中心の生活をしていました。そんな私は、地元の同級生のはつらつとした姿を見てかなりの衝撃を受けました。東京で暮らしているときはなんでも手に入る環境だったけど、私が持っていたものはお金で手に入るものばかりで、これって人生として豊かといえるのだろうか、本当の豊かな暮らしって何だろうと、この同窓会に参加したことで考え始めました。そんな話を旦那さんに話したら、移住をしようと言ってくれたんです。」

敏春さん「東京での暮らしは金銭的な余裕はあっても時間的な余裕がなくて、時間的な余裕が欲しいなと思っていました。最初は定年後に移住したいなと考えていたけど、いつ動けなくなるかわからないから、今動けるときに移住しよう、と思って移住を決断しました。これからの人生は自分がやりたいことを優先しようと思ったんです。」

ご夫婦の共通の趣味である旅行先で

 

多くの町からなぜ恵那市を選ばれたんですか

敏春さん「東京で行われた移住フェアで岐阜県担当の岩瀬さんに声をかけられて、ゴルフが好きだと伝えたら、ゴルフ場が多いところとして岐阜県の東濃という地域を紹介されました。そのフェアには恵那市もブースをだしていて、恵那市の担当者の方ともお話ししました。フェアのあとにこの地域について調べました。高速へのアクセスが良くてゴルフができるところということで最終的に恵那市がいいなと思いました。」

 

環さん「恵那という漢字がすごくきれいで、そこも気に入りました。恵那市に移住すると決めるのは早かったんですが、恵那市のどの地域に住むかというのはかなり悩みました。恵那市は地域ごとに特徴があるんですよ。岩村町や上矢作町も見て回りました。最終的には周辺の景色が気に入ったので中野方町に決めました。」

敏春さんはゴルフ好き ゴルフ場が多いところで移住先を探された

 

移住までに苦労されたことや困ったこと、心配だったことはありましたか

環さん「移住を考え始めた時にコロナで緊急事態宣言がでたので、恵那市になかなか行くことができず、物件探しも進まなくて、本当に移住できるんだろうかと不安になりました。家を購入するというのは大きな買い物なので、絶対に失敗してはいけないというプレッシャーが強くて、しっかり吟味したかったんですが、恵那市に行けない日々が続き、とても心配でした。」

どのように解決されましたか

環さん「恵那市に行けない期間は、恵那市の移住担当の方にメールで相談しました。物件について教えてくれたり、励ましてくれたりして、心強かったです。」

敏春さん「賃貸の物件があったことがよかったです。賃貸の物件は購入するよりはリスクが少ないので最初は賃貸でと思っていました。いずれは恵那市で家を購入して定住したいと思っているので、これから時間をかけて家を探していく予定です。東京にいると何度も物件を見に恵那市まで行くというのは大変だったんですが、恵那市にいれば時間をかけて家を探せます。」

 

恵那に住んでみてどうですか?

環さん「人が親切です。最近家の裏の畑を耕しているんですが、通りがかりの方々が声をかけてくれます。なれない畑仕事も、みなさんがアドバイスして下さり、さらにはお手伝いまでしてくださりおかけで順調に進んでいます。」

移住後に驚いたことやイメージと違ったことはありましたか

環さん「寒さにはびっくりしました。引っ越してきた日は昼間が暖かったので、何だ全然寒くないじゃん!と思っていたのですが、夜がすごく冷え込んで。寒いから寝ようと思ったのに、寒くて寝れないという体験をしました(笑)。」

敏春さん「でもだんだんと寒さにも慣れてきました。」

自宅前に広がる風景

 

移住後と移住前で生活は変わりましたか

敏春さん「農業を始めたことですかね。畑を耕していると、体中が筋肉痛になって、こんなに体力落ちていたんだなと思いました。」

環さん「農業は始めたばかりですが、これが面白いです。東京にいた時は肩こりや眠れないことに悩んでいたんですが、移住して農業を始めてから肩こりも無いし、よく眠れる。だんだんと体が本来の人間らしくなっているような感じがします。」

開墾中の畑から掘り出したお茶の木。これを掘り出すのはひと苦労とのこと。

恵那市に移住を検討中のかたへアドバイスお願いします。

敏春さん 「まずは、いつまでに何をするという目印を作ったほうがいいですね。‶いつか移住したい” だとズルズルと先延ばしになってしまうので、何年後には移住する、など具体的な目標があるといいと思います。」

環さん「移住先を決めるのが大変なので、自分が好きだと思えるところにはまず行ってみて、好きだというのものが幻想ではないことを確認したほうがいいと思います。行ってみて好きだと思えたら、あとは勢いが大切ですね。」

 

移住(人)図鑑

“移住実践者の声”を、更に広く恵那市内に在住の方々、恵那市に移住・定住を希望する方々に、容易にご覧頂けるように、“恵那移住物語/MEET THE NEW ME”として再編集し、冊子化いたしました。

PDFダウンロード