移住者の声

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移住者の声

2020年に恵那市に移住。祐亮さんは名古屋市内の会社に勤める会社員、知里さんはカフェで働いていた。その当時から二人とも田舎暮らしに興味はあったが、まだ漠然としたものであった。そんな時、SNSを通して出会った恵那市在住の移住サポーター佐藤亜弥美さん（恵那市移住サポーター）の存在が移住の実現化の大きな後押しとなった。移住するにあたり、それぞれ仕事を退職。現在は祐亮さんが動画制作を行う映像クリエイターとして、知里さんがWEBデザイナーとして活躍している。

（Q）なぜ移住を考えられたのですか

祐亮さん「もともと自然が好きだったのもあり、田舎暮らしに憧れていました。でもサラリーマンだったので、田舎に移住は難しいなと諦めていたんです。だから最初は宝くじが当たったら移住しようかなぐらいに漠然と考えていました。」

知里さん「webの仕事を副業として勉強し始めたのですが、この仕事でも食べていけるかなという目途が立ち始めたので、移住への気持ちも高まっていきました。」

（Q）多くの町から恵那市を選んだ理由はなんですか？

知里さん「名古屋の近くに住んでいたので、その周辺の田舎を探していました。夫が営業の仕事で岐阜県担当になり、岐阜県全域を回っていたんです。夫は帰宅すると仕事で回った地域の様子を話してくれるようになって、だから岐阜県は身近に感じていました。」

祐亮さん「恵那市に決めていたわけではないんですが、たまたま繋がった移住者の方が恵那市に住まわれていたんです。その後も恵那市に住んでいる色々な方との出会いがあり、その方々に惹かれて最終的に恵那市に決めました。」

移住前に恵那市を訪れた際の写真（中野方町坂折棚田にて）

（Q）移住までに苦労されたことや困ったこと、心配だったことはありましたか

祐亮さん「金銭面についての不安はありました。前の会社は転勤もある仕事だったので、移住後は今の仕事を続けるつもりはありませんでした。会社を辞めてフリーランスとして移住することになったのですが、フリーランスでも生活していけるのかなって。」

（Q）どのように解決されたんですか

祐亮さん「先に移住された方々の暮らしぶりに触れる機会があって、みなさんお店をやる傍ら収入源を別のところで得るなど工夫されていたんです。その姿を見て考え方が変わりました。」

知里さん「仕事を通じてさまざまな人と出会うことが多くて、そういった出会いが次のお仕事につながっています。」

（Q）現在のお仕事について教えてください

祐亮さん「現在は夫婦でアトリエ・イジュウインとして映像やHPの制作を行っています。主に僕が映像や写真を撮って、妻がデザインを担当しています。」

　自宅兼仕事場はご夫婦でリノベーションを行った

（Q）恵那に住んでみてどうですか？

知里さん「良いことも悪いことも含めて、田舎のイメージ通りでした。ギャップなどはなかったですね。田舎ですが岩村の暮らしは便利ですし不便は感じていません。恵那市は町によってカラーが全然違うのが魅力だなと思います。」

祐亮さん「いいなと思うところは景色がいいところ。あとは、まわりの人との距離感が好きです。畑を始めたんですが、ご近所さんが声をかけてくれたりするのでそれが嬉しいです。昨年の夏に大雨の被害にあった時、土間やトイレなどに水が入ってきたんです。次の朝、つい最近知り合った近所の方が片づけに来てくれたんです。差し入れにおはぎも持ってきてくださって。それがとてもうれしかったです。人の温かさを感じましたね。」

（Q）人とのつながりが煩わしいと思うようなことはなかったですか

知里さん「私たちが住んでいる物件は私たちの前にも移住者の方が住んでいたこともあり、ご近所の方もいい距離感で接してくれるので、全然煩わしいと思ったことはありません。」

（Q）移住後に驚いたことやイメージと違ったことはありましたか

知里さん「病院やお店の営業時間などの情報がネットで検索しても出てこないのは困りました。特に子育てする中で、病院の情報が欲しかったんですが、ネットの情報を見るだけではわかりづらいなとは思いました。今は、たまたま知り合った子育て中の方にいろいろ教えてもらっています。私たちのように恵那市で初めて住む人は、どこに何があるかが全く分からないので、市のサイト等に詳細な情報が載っているとありがたいなあと思っています。恵那市は市の公式アプリもあって、このアプリは市民生活のいろいろな情報がプッシュ通知で届くし、ゴミの分別の仕方などを調べることができます。便利なツールなので愛用しています。」

（Q)恵那市に移住を検討中の方へアドバイスお願いします。

祐亮さん「移住する前からその地に住んでいる方とつながりを作っていくことが大事だと思います。そうすると思わぬところで助けてもらえたり、学びができたりします。自分たちの場合は、移住するとなったときに、そこに住んでいる人とつながりがあったので知らない土地に住むことに対しても安心感がありました。移住を考えている方は移住サポーター制度を使ったり、恵那市に何度か足を運んで、つながりを作ることをおすすめします。僕たちも移住サポーターに登録しているので、興味のある方は、ぜひ利用してください。」

↓↓動画ではさらに詳しいお話が聞けます↓↓