移住者の声

空き家バンク
利用登録はこちら

シルバンさん&中嶋 友香さん(岩村町)

移住者プロフィール

シルバンさん&中嶋 友香さん(岩村町)

1983年生まれ。フランス・ローマン市出身。奥様は恵那市出身。現在は岩村町富田に在住。お二人はフランスで知り合い結婚。2014年9月、子育てと日本とフランスの懸け橋になるビジネスを作るために日本に帰国。現在は、岩村町富田で夫妻、子ども3人、奥様の両親、お婆様の計8人の大家族で生活しながら、奥様のお母様が経営する合同会社ろなか、ゲストハウスとみだのコンサルタント、Airbnb(宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイト)のサポートサービスなどさまざまなビジネスを展開している。

恵那に移住したきっかけは何ですか?

(A)私はフランス南部の田舎町でドローム県にあるローマン市で生まれ育ちました。その後、経営やITを専攻するためにグルノーブル大学に入学。大学では第3外国語で日本語を専攻していたので、日本には少なからず興味がありました。その後、1年間、日本の京都大学に留学しました。妻も東京で大学生活を送った後に、地元の恵那で就職したのですが、以前から”食”に興味があったことや、何度かフランスに行く機会があったこと、山がある景色が気に入ったという理由などで、その後、グルノーブル大学に留学。私が大学1年生の時に日本から留学していた妻と知り合いました。その後、お互いの仕事や研究などでフランスのリモージュ、スイスのジュネーブなどで、別々に遠距離での生活をしていたのですが、2006年にフランスで結婚しました。その後、子どもが生まれて、仕事も妻はエンジニアとして、私もITコンサルタントして活動していた、ちょうどそんな時に妻の母が、岩村町富田で家の離れを利用して、ゲストハウスとみだを経営することになって、”一緒にゲストハウスをやってみたらどうか?”という話が出まして、私たちも英語でのお客様対応とか、Airbnb(宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイト)の設定などのITコンサルタントを手伝うことになりました。しかし実際にフランスで日本と仕事をする場合、やはり日本企業(クライアント)の顔が実際に見えないということ。妻の母もいずれは引退を考えていること。そして3人目の子どもも生まれて、それまでの生活を考えるようになり、2014年9月に日本に帰国して、妻の実家である岩村町富田に家族で移住することにしました。

恵那に住んでみてどうですか?

(A)恵那は自然がいっぱいあって、私が生まれ育ったローマン市も田舎の小さな町で恵那に似ています。ここでは子どもは外でちゃんと遊べるし、岩村にはスーパーやコンビニ、学校もある。田舎だけど何でもあるんです。ローマン市の人口は恵那市よりも少ない約3万人の町ですが、小さな町の中に映画館、音楽館、絵画のスクールなんかもあったり、サーカスが来たりもします。フランスは高齢者も多いですが、先進国の中でも、唯一、出生率が上がっている国なので、そういった娯楽施設や子ども向けの活動や施設があるんですね。起業したい人は恵那周辺は良いのではないか?と思います。名古屋からそんなに遠くないし、10年後にはリニアも来るし、まだまだ家も安く買える。山奥でもインフラは問題無いですよ。妻は最初、高校生まで恵那に住んでいた頃は、ここは田舎だし、近所付き合いが面倒くさいイメージを持っていたようですが、子どもができて恵那に帰ってきてみて、恵那のいろいろな所に行ってみて再確認したのは、恵那の自然はやっぱりいいなぁ!と純粋に思ったようです。やはり両親がいて、子どもを見てもらうことができる環境はありがたいなぁと思いました。そして私がいつも思っていることは、恵那は自然がいっぱいあるのですが、それを活用できていないようにも思えます。例えばアウトドアや自然環境を活用したものが少ない。観光客が森に行きたいときに、案内できる場所がなかったり、説明できる人がいなかったりとか。コンクリートの道はあるけど、自然の道=ハイキングコースの開発とか、川遊びのスポットも、あった方が良いかもしれませんね。フランスはグリーンツーリズム先進国なので、もっと日本でも普及するといいですね!

恵那でこれからどんな生活を送りたいですか?

(A)できれば、恵那とフランスを半分半分、行ったり来たりする生活がしたいです。そのために自分たちのビジネスを作らなければならないと思っています。ぜひこれからもフランスと日本をつなげるような仕事をして行きたいですね。そして子どもたちとも十分な時間を取って、これから育てていきたいです。子どもと一緒に何かしたり、習い事をさせたり、彼らを見守って応援していきたいと思っています。

最後に恵那に興味のある方々に一言

(A) 岩村は外国人に対しても、みんな優しくしてくれるので、もっと外国人のコミュニティーを作って盛り上げて行きたいですね。先日、子どもの授業参観日に学校に行ったのですが、子どもたちにビックリされなかったんです(笑)! 普通は外国人ってことでビックリされますから!これはすごいことです(笑)! また私は毎週、月曜日にフランス語を教えています。興味ある方はぜひ参加ください!!恵那の国際交流にもつながると思いますし、この辺りの子どもたちにも良い影響を与えることができればいいですね!

以下、現在、Sylvain LAUGIER(シルバン ロジェ)さん&中嶋 友香(なかしま ゆか)さんが恵那市で行われている活動を紹介します。

・ゲストハウスとみだ

〒509-7402 岐阜県恵那市岩村町富田1967-2

電話:090-7021-5666 (受付時間 午前9時から午後8時まで)

電子メール:guesthouse.tomida@gmail.com

チェックイン(check in):午後3時から8時まで(3:00PM~8:00PM)

チェックアウト(check out):午前10時(10:00AM)

岐阜県恵那市岩村町富田の田舎町にある小さな宿。昔の三万石の城跡を残す岩村城を背に田んぼが広がる田舎。田園風景日本一にも指定されるほどの農村を今に残す町にちょっと奇怪なゲストハウス。そんな農村風景のど真ん中にありながら、内装はフランス人が携わっているため、入ると赤い壁があり、トイレはピンク。一風変わったおしゃれな宿。のんびりゆったりしましょう!

ゲストハウスとみだウェブサイト

ゲストハウスとみだ は田んぼの中にあるおしゃれな宿

ゲストハウスとみだ(Facebook)

https://www.facebook.com/guesthouse.tomida.iwamura/

・合同会社ろなか

http://www.launaka.com/ja/

社名:合同会社路中

代表者:中嶋恵子

設立:2013年1月11日

登録番号:2000-03-003125

本社:岐阜県恵那市岩村町富田1967-2

資本金:120万円

ヨーロッパから日本へ=ヨーロッパからのデザイン性の高い商品などを日本へ紹介しています。日本からヨーロッパまた世界へ=日本の物作りを紹介しています。

・Airbnb関係のサービス

http://bookinghelper.launaka.com/

Airbnbのサポートサービスをします。翻訳から立ち上げまで全てサポートします。


岩村町ってどこぉ~~~?

江戸時代の面影を残す町並み

岩村は明知鉄道で30分、車では恵那インターチェンジから国道257号を20分ほどの位置にあり、江戸時代の面影を残す町並みが印象的です。丸善創立で有名な早矢仕有的や、植物学者の三好学、実践女子大学創立者の下田歌子など岩村町にゆかりのある著名人もいます。

移住(人)図鑑

“移住実践者の声”を、更に広く恵那市内に在住の方々、恵那市に移住・定住を希望する方々に、容易にご覧頂けるように、“恵那移住物語/MEET THE NEW ME”として再編集し、冊子化いたしました。

PDFダウンロード